読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ひんやり感

ブログです。

夢日記・海辺

夢日記

修学旅行で行くような小汚いホテルだった。俺はそこにある音楽室でバンドのメンバーと共に練習をしていた。赤い音楽室は午後四時まで借りていて、その後白い音楽室へ移ってもう一、二時間練習することになっていた。いずれも広い子供部屋のような妙ちきりんな部屋だった。

それから一旦出掛けることになった。バンドのメンバーとは別れ、今度は従兄と行動を共にしていた。閑散とした駅のホームには菓子の自販機が設置されていた。少し古い型であるようだった。また、売店で扱っている「本」には、俺が子供の頃に見たようなアニメが多かった。

「本」と言っても、実際の書籍は最早存在しない時代だった。文庫本によく似たその装置を起動すると、自動的にページが捲られながら、音声付きの立体映像が再生される、という、まあ良くあるちゃちな代物だった。

興味が無いので、自販機で煎餅を買って齧った。

ホテルの部屋に戻ると母が居た。父と妹、俺と母でそれぞれ一部屋ずつ使っているのだった。

夜半、母が俺を起こした。

「さっきから悲鳴みたいな変な音がするからちょっと見てくるね」

確かに、どこからともなく悲鳴のような音が聞こえてくる。それは機械でも動物でもない、しかし人間でもない何かが発している音だった。母は不安そうな面持ちで、暗い廊下を歩いていった。俺は半開きのドアの隙間から母の後ろ姿を見ていたが、母は廊下の角を曲がって見えなくなった。
それから少しして、母の悲鳴が聞こえた。

緊張が全身を粟立てた。

しかし間も無く、何事も無かったかのように母が戻ってきた。

やがて夜が明けて、「お寿司を食べに行こう」と言うことになった。ビーチにはいくつかの寿司屋が並んでいた。どうやらそれぞれの店に何かしらの特色があるようだった。ファミリー向け、屋台風、だのなんだの。よく分からなかった。

  • 結局、仕事前の漁師達の間で評判だ、という店へ入ることになった。寿司屋だが、全くもってが「海の家です」という店構えだった。

白い軽トラから降りてきた漁師が、「寒い」などと言いながら、早口で注文をした。