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ブライアンウィルソンの自伝の販促

ブライアンウィルソンの自伝を読んでいる。ビーチボーイズの人である。ビーチボーイズビートルズと同時代に活躍していたバンドだよ、「シャットダウンvol.2」「トゥデイ」「ペットサウンズ」あたりがおれはとっても好きです。みんなも聴こうぜ、ビーチボーイズ

 

ブライアンウィルソンが大好きなフォーフレッシュメンというコーラスグループもかっこいい、これもみんな聴こうぜ。おれはアルバム三枚くらいしか聴いたことないのですが、「ファイブ・トロンボーン」ってアルバムがよかった。二年くらい前に、友達の加藤君の部屋でフォーフレッシュメンを聴きながら社交ダンスごっこをしたな。どうでもいいけど。

 

ブライアンウィルソンの自伝もとてもいいよ。電車とか職場で読んでるけど、ときどき目が潤んでしまう。60年代のアメリカの青春って、おれは一生経験できないものだけど(ゼロ年代日本の青春も経験できなかった)、彼の話に触れるうち、そういう何かを追体験することになる。彼の生きてきた人生には輝かしい出来事が沢山ある。ビーチボーイズの曲がヒットチャートで一位をとったとか、ラジオで流れたとか。ジョンレノンが電話をかけてきて「ペットサウンズ」を褒めてくれた、とか。

 

だけど自伝を読むと、その生活が精神的な病苦に満ちていたことも分かる。心細さがよく伝わってくる。その分だけ、自分を理解してくれるパートナーとの出会いが色鮮やかなものになっている。それがどれだけ大きな救いを彼にもたらしたのか分かるのだ。おれは読んでいて泣いてしまう…しまいそうになる。

 

どんな高みに上り詰めても、苦しみから逃れることは出来ないのかもしれない。だけどそれはそれとして、幸せを一つずつ増やしていくことは出来るのかもしれない。不幸を土台として幸福があるのではなく、幸福を土台に不幸がある訳でも無いんじゃないかなと。ブライアンウィルソンの自伝を読みながら、改めてそういうことを思ったりしていた。本とはあまり関係ない感想だけど。